最近は「コレステロールが下がる」だとか、「体に脂肪がつきにくい」とかいったヘルシーオイルがある。それらのいくつかは「特定保健用食品」に指定されていて、厚生労働省のお墨付きをもらっている。この審査はかなり厳しく、信頼できるという話だが。それはそれで意味のあることであるとは思うが。化学合成で作られた油が本当にカラダに良いか否かが証明されるには、まだまだ時間がかかるんじゃないかな。遺伝子組み換え作物のように。そういってしまえば、世の中疑わしい食べ物ばかりで、なにも食べられなくなってしまうわけだけれども。
それにしても、このキャッチコピーは、「メタボメタボ」とうるさい最近の世の中にとっても魅力的にひびく。私だって、高いのについつい買っちゃう。人工的に作られた油って、いったいどういうの?と思いながらも。
ところが、最近、ダンナが知り合いから米油を勧められた。米油って、知ってはいるけど、店頭であんまり見ないし、使ったことはなかった。揚げ油に使うのは、キャノーラ(菜種油)サフラワー(紅花油)コーン(とうもろこし油)大豆油が一般的だと思っていた。ネットで調べて、安めのものを購入。高いものは高いが、これは「体に脂肪がつきにくい」油よりはずっと安い。
米油って、けっこうテレビや雑誌で話題の油なんだね~


米油の優れた点を挙げてみる。
①、必須脂肪酸であるリノール酸をはじめ、ビタミンE、植物ステロール、他の油にはないγーオリザノールやトコトリエノールとかいう天然成分を含んでいる。これらの成分の働きは、
活性酸素の害から身体を守ったり、高コレステロール血しょうや動脈硬化に有効だったり、自律神経の働きを調節し、ホルモンバランスを整えたりというもの。
②ビタミンEを多く含み、加熱による
酸化が起きにくい。よって現在、日本で製造されるポテトチップスのほぼ全量がこめ油かこめ油を配合した油で揚げられている。
油特有の臭みが無く、素材の持つ味や香りを邪魔しないのでマヨネーズやドレッシングの原料、おかきやせんべいの揚げ油としてよく使用されている。
③揚げ物をしている人が気分を悪くする現象を「油酔い(油脂を過熱する際に発生するアクロレインという物質の作用)」と呼ぶが、こめ油はこの
油酔い現象が起きにくい油とされている。
④揚げる作業が終わったあとに、油を鍋から他の容器に移す際などの
油のキレが良いともいわれる。これらの現象もこめ油が加熱による酸化が起こりにくいことと関連があると考えられる。
⑤原材料は米糠である。日本では主食である米を原料にしているため、
原料をほぼ国産で賄える唯一の植物油である。(菜種や大豆など油の原料になる穀物が大量に安く外国から入ってくるまでは、米糠から摂れる米油は家庭でもよく使われている油であり、遺伝子組み換えのない 100%国産原料からできている食用油である。にもかかわらず、米の消費量が年々減少しているため、こめ油は安定した出荷がありながら、製造会社は原料の手当てに苦慮している。)
詳しくはコチラがいいかも⇒
『こめ油のお話』使ってみて、確かに、カラッと揚がる。油っぽくない。揚げているとき、気持ち悪くならない。サラッとしていてベタベタせず、鍋に残った油がふきとりやすい。うん、いいかも~
でも、だからって、揚げもん、かなり増えてない?
いくらカラダにいいっつったって、量食べりゃ、意味なくね?

届いてまずダンナが揚げた串かつ
パン粉細かくすってマス!
さつまいも素揚げ
皮がいたんでる特売芋を揚げて、大学いものタレからめて食べました
なんちゃってチキンナゲット
ネットで調べたCOOKPAD「おからのふんわりチキンナゲット」 おからで揚げ物食べる罪悪感を軽減
鮭フライ
タルタルでカロリー増強
カレーとチーズのフライ
夕べのカレーを餃子の皮で包んで。チーズもうまいよね。いや~みんなおいしかったっす。
でも、やっぱりチビに言われました。「最近、揚げ物多いね。」って。
こんなにいいことづくしなのに、なんでそれほどメジャーじゃないんだろう。
高いだけの問題じゃないよな~
少しは、カネミ油症問題が影響してるのかな?(カネミ油症事件=福岡県北九州市小倉北区にあるカネミ倉庫株式会社で作られた食用油(こめ油)に熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が混入し、それを摂取した人々に、顔面などへの色素沈着や塩素挫瘡(クロルアクネ)など肌の異常、頭痛、肝機能障害などを引き起こした。当時は米油そのものに原因があると誤解されたらしい。)問題が明らかになって40年、未だ補償問題が解決しておらず、食品公害の原点でもあるこの問題。国と食品業者には「国民の健康を守る義務」をもう一度自覚してもらって、この件をしっかり反省して、被害者救済をきちんとして、今の食品問題に対応してほしいです。
ココにぎんなんご飯の画像を載せていましたが、ぎんなんは大量に摂取すると死に至ることもあるということで、削除しました。一日4~5粒程度におさえたほうがいいようです。特に解毒能力が発達していない10歳以下の子供の場合、食べさせない方が良いそうですので、ご注意ください。申し訳ありませんでした。